視力0.1とミュージアムグラス
金曜夜の東京国立博物館には、博物館に慣れたツワモノが訪れる……ように思う。
彼らはだいたいひとりで、音声ガイドを使い、あくまで礼儀正しく、そして時に展示物の裏に回るほどに貪欲に、展示を愉しんでいる。……そして、彼らの多くが持っているのが、このミュージアムグラス(とか、単眼鏡とかモノキュラー)と呼ばれるモノである。
私もこのミュージアムグラスを買って大満足した人間なので、その魅力についてちょっと書いておきたい。
ちなみに私が持っているミュージアムグラスは、このVixen製のものである。
Vixen 単眼鏡 マルチモノキュラーシリーズ マルチモノキュラー4×12 1105-06
- 出版社/メーカー: ビクセン
- メディア: Camera
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ミュージアムグラスの魅力
はっきり言って、私があれこれ書くより、このページを見ていただいたほうが早い(丸投げ)。
そんなに高くないミュージアムグラスでも十分に面白い
結論から言うと、私はこのミュージアムグラスを地元のビックカメラで買ったのだが、それまでは、東京国立博物館のミュージアムショップで売っているものしか知らなかった。流石は日本を代表する博物館とだけあって、ここで販売されているものはいずれもハイエンドモデルである。
それに比べると、私が購入したものはやや廉価である(と言っても軽い気持ちで買うには充分に高いが)。そういうわけで、正直なところ、「これで大丈夫だろうか」と思ったりもしたが、蓋を開けてみると充分に面白い。
いずれはもっと高価なものに手を出すかもしれないが、とりあえずはこれで十分だと思っている。
視力0.1とミュージアムグラス
ところで、私の視力は裸眼で0.1(+軽度の乱視)、矯正で0.9である。
一応それを気にしてハイアイポイント*1の機種を選んだつもりだが、不安はないわけではなかった。
結論から言うと、少なくとも視力0.1ぐらいなら、裸眼でも眼鏡の上からでも対処可能である。私の場合、利き耳と利き目が同じ(どちらも右)で、右耳には音声ガイドのイアフォンを装着しており、その下から眼鏡をずらすと面倒なので、眼鏡の上から使っている。
ただし眼鏡の曲面と顔の曲面は違うので、眼鏡に合わせて延々とずらしてしまうと、見えない角度があるので注意が必要である。
まあ、悩むなら買って損はないように思う。ただしいて短所を挙げるとすると、ひとつの展示物に対する滞在時間が長くなるので、私のようにだいたい閉館時間に追われて展覧会場にいる場合には、後半の展示を走る羽目になるかもしれない。私の場合、ざっくり滞在時間が2倍になった。